能美市(旧辰口町)  地図g    

西山古墳群

能美市徳久町
訪問日  2002/4/14

2011/5/4
2011/10/9
2011/10/21

西山8号墳の横穴式石室は、以前
金沢市の中央公園の「石川四高記念文化交流館」の裏庭に復元されていたが、
最近能美市に戻ったという。


中央公園にあった頃の
西山8号墳石室




2011年5月、和田山古墳群のそばにある歴史民俗資料館を訪ねる。(無料で見学できる)
和田山古墳群や末寺山古墳群の資料や出土品が展示されている。見学する価値がある。
しかし、西山8号墳の横穴式石室はない。
職員にたずねたら、辰口市立博物館にあるのではないかとのこと。
辰口市立博物館にむかう。やはり見当たらない。
職員にたずねたところ、石材は確かに保管しているが、まだ復元はされていないという。
倉庫に入りきらない8号墳の石材が、裏庭に置かれているという。


辰口市立博物館の裏庭に置かれた
西山8号墳の石材

        撮影日 2011/5/4

たぶん奥壁の石材だと思う。

表面は風化してボロボロになっている。




その後 2011年10月、
能美市立博物館での秋常古墳群保存整備完成記念展示「秋常山古墳群と能美市の古墳時代」を見学に行ったら、
館内に西山8号墳の石室が復元されていた。


西山8号墳の石室模型
撮影日2011/10/9
石材は発泡スチロールでつくられている。

本物の石材での復元はされていない。がっかり・・・・







西山古墳群配置図  (博物館の展示から)
  撮影日2011/10/9

灰色の部分は土取りされている所で、
古墳は削平されている。

南尾根では、
弥生時代の木棺墓か土壙墓と推定される遺構と
中世の山城(西山砦)が発見された。(平成19年度調査)



秋常山古墳群とは20m程の谷をはさんで隣接している西山古墳群は、
北尾根と西尾根に築かれていて、
北尾根で15基、西尾根で2基確認されている。

墳形は全て円墳で、最大でも径20mほどで、15m前後のものが多い。
5世紀後半の築造と推定されている甲冑一式が出土した3号墳を始めとして、
6世紀前半にかけて15m前後の円墳群が築かれ、
6世紀後半には、切石積横穴式石室をもち、金銅装馬具や鋳銅製鈴付馬具を副葬する古墳が築かれたと考えられている。
弥生墓4基(残2基)  古墳17基(残14基)  欠番は5  となっている。

       
 1号墳
 円墳  径18m  切石積横穴式石室
太刀・鉄鏃・馬具・刀子・鎌・玉類・耳環・須恵器
消滅
 2号墳  円墳  不明  切石積横穴式石室 
未調査・消滅
 3号墳  円墳  不明  木棺直葬
太刀・剣・鉄鏃・甲冑・鏡・櫛
消滅  
 5世紀後半の築造
 4  欠番      西山砦土塁
 5  欠番      西山砦土塁
 6号墓  円形周溝墓  径10〜11m  6基の土壙墓
調査後、消滅
 7号墳  円墳か  不明  未調査・消滅
切石積横穴式石室
 8号墳

            (撮影日2002/4/14)

  撮影日2011/10/22
石室跡が四角く残っている。
  「西山古墳群」と刻まれた石碑が立つ。
  石材は博物館に保管されている。
 円墳  径18m  調査・現存 
 切石積横穴式石室・石材移築
鉄鏃・小刀・刀子・耳環・須恵器
 9号墳

      撮影日2011/10/22
 土取りで石室が半壊し、調査
 現在は石が散乱している。
 円墳  (径20m)  調査後、石室は消滅  墳丘は残っている
切石積横穴式石室
鉄鏃・馬具・刀子・針・銅鏡・玉類・耳環・須恵器
 10  欠番      秋常山1号墳となる。
 11号墳  不明 弥生墓か   未調査・消滅
 12号墓

       撮影日2011/10/22
     調査・現存
9基以上の土壙墓群
 13号墳

    撮影日2011/10/22
 墳丘の上には丸石の墓がある。
 円墳 径20m   一部調査・現存
須恵器
 14号墳  円墳 径14m   未調査
 15  欠番      横穴墓とされているが確認できない
 16  欠番    横穴墓とされているが確認できない
 17号墳

     撮影日2011/10/22
 円墳  (径14m)  未調査
 18号墳

     撮影日2011/10/22
 円墳  (径14m)  未調査
 19号墳

    撮影日2011/10/22
 説明板の左側
 円墳  (径15m)  未調査
 20号墳

      撮影日2011/10/22
   説明板の右側
 円墳  (径20m)  一部調査・現存
河原石利用の埋葬施設
須恵器・鉄鏃・刀子 
 21号墳  円墳  (径15m)  調査
埋葬施設はすでに消滅                
 22号墳  円墳  (径12m)  調査
埋葬施設はすでに消滅
 23号墳

     撮影日2011/10/22
 違うかも・・・・
 円墳  (径14m)  未調査 5世紀後葉〜末の築造
土師器
 24号墳  円墳  (径14m)  未調査 5世紀後葉〜末の築造 
土師器
 25号墳

     撮影日2011/10/22
  25号墳のあたり(確定できなかった・・・・)
 円墳  (径14m)  未調査
南尾根土壙墓群     7基以上の土壙墓群
未調査・現存 


2002年4月の西山古墳群

(撮影日2002/4/14)

能美古墳群の西の端は辰口町に掛かっている。
西山の上り口は墓地となっていて、やはり昔から神聖な場所と認識されていたらしい。
墓地の後ろに古墳が散在しているのだが、草ぼうぼう状態で、「西山古墳群」と書かれた石碑がひっそりと建っているだけだった。
3基の弥生時代の方形周溝墓と13基の円墳が築かれている。

西山8号墳(?)の上に立つ石碑
西山8号墳の横穴式石室は金沢の近代文学館の庭に復元されていたが、
最近能美市に戻ったという。

方形周溝墓の12号墳から、人の図柄が刻まれた石、
3号墳から、冑・短甲・銅鏡・首に馬の図柄があるはそう(須恵器)・直刀・銀環・馬具・ガラス玉・管玉などが
出土した。

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