更新日2019/12/13

明治の館 見学
 2019/10/6

室木邸は、能登へ行く時そばを通るので、いつも気になっていた。
2019年10月5日の北陸中日新聞に「明治の館 室木邸」の記事が載った。
翌日、秋晴れだったので、輪島市漆芸美術館に「沖縄の工芸」という展覧会を見に出かけた。
その後、穴水町での数年ぶりの墓参りを終えて、「明治の館 室木邸」の見学。

明治の館 室木邸
市指定文化財

七尾市中島町外
撮影日2019/10/6

室木家は江戸期、地域一帯をまとめ北前船の廻船問屋、酒造業などで栄えた。
明治から大正にかけ2人が衆院議員も務めた。
建物は現在、七尾市に寄付されて、市が所有・管理している。
入館料は、大人一人300円。

明治の館 室木家


 この館は、江戸中期以降組頭や庄屋をつとめ、さらに廻船問屋や酒造業などを多角的に経営し隆盛をきわめた室木家の住宅である。昭和38年に中島町の文化財に指定され、平成元年、当主室木勝彌氏が町に寄付、中島町(現・七尾市)の所有となる。
 明治12年(1879)、主屋から建築にかかり、明治23年に表門・塀・米蔵・納屋等の完工まで10年余りの歳月をかけて完成した約4000平方メートルの敷地に422平方メートルの母屋を中心に米蔵・納屋・道具蔵等、総面積850平方メートル(257坪)の建坪を有する豪邸で、天領庄屋の格式を今に伝えている。
 建築にあたり、5年余りをかけて建築用材を調達したといわれ、どこを見ても目を見張るものがある。なかでも、今日では入手できないといわれる欅の巨材が至る所に使用され、建仁寺流の流れをくむ越中大窪(現富山県氷見市)の名工高橋久平の手で和風建築の粋を極めた出来栄えになっている。
 室木家住宅は、合掌組入母屋造り茅葺き屋根の豪壮な造りで、能登の民家の型式を取り入れながらさらに合理的な建築手法をとっている能登地方屈指の建物である。  (説明板から)


外観

表門

主屋

欅の一枚板の戸
直径2m・幹回り6m以上の大木から採ったもの

下座敷
扁額「博愛」は孫文から送られたもの。

主屋の西の庭園
池泉回遊式の庭園で、鶴亀の泉水と呼ばれている

主屋の北の庭園
   枯山水庭園である。
 仏間
 式台から入ると、奥は格天井の仏間。
 仏壇の間の襖は、ゆるやかな曲線をもたせた凝った造り。
 真っ直ぐな材を曲げるのではなく広い材から曲面を型取って造ったもの

仏間

曲面の襖


お屋敷の外は、すぐ海!

2019年10月5日の北陸中日新聞の記事には
 この曲面の襖が、建築当初ではなく、改修時に設置された可能性が高いことが、調査で分かったと書かれている。
仏間周辺で、改修の痕跡が見つかったということである。

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