北村さんちの遺跡めぐり
更新日2008/9/27

大津市北部と高島市
その1
撮影日2008/5/4

滋賀県高島市の古墳(田中王塚・鴨稲荷山古墳・熊野本古墳・音羽古墳群・牧野古墳群など)を目指し出発。
AM6:15   自宅出発
AM6:25   美川インターから高速に乗る
  7:30ころ 杉津SAにて休憩
AM7:54   敦賀インターから一般道(161号線)へ
  8:45ごろ 道の駅「藤樹のさとあどがわ」にて休憩
早くに高島市に着いたので、もう少し足を伸ばし、 大津市の百穴古墳あたりまで行くことにする。
百穴古墳・福王子古墳・桐畑古墳・倭神社(赤塚古墳)のあたりは、
2006年10月に行こうとして、いけなかったところ。

百穴古墳あたりの地図y

AM9:45   倭神社(赤塚古墳)に到着

 赤塚古墳
倭神社

滋賀県大津市滋賀里3丁目字天塚
 (撮影日2008/5/4)

「赤塚の明神さん」として地元では親しまれている。
本殿の改築のとき、花崗岩の板石が5、6枚発見された。
墳頂に本殿が建つ。


倭神社正面
周りより少し高くなっているが
古墳とは気づかない。
祭神は 倭姫(ヤマトヒメ・天智天皇の皇后)



赤塚古墳の墳丘
正面左側(東側)に前方部?



神社の由来の説明板には
円墳か前方後円墳
かは不明と書かれている。
円墳とすれば、直径30〜40m・高さ2.5〜4mほどの規模。
5世紀後半の築造と推定されている。

2006年10月に道が分からなくて行けなかった福王子古墳群に行ってみる。
山手を通る国道・新161号線の南滋賀ランプという交差点にある細い道に入る。
(この細い道が分からなくて、前回は福王子古墳群に行けなかったのだ。)
細い道を進むと階段があり、そこを登ると福王子大明神境内の後ろ側にでる。

AM10:15  福王子大明神 到着

 福王子古墳群
滋賀県大津市
 (撮影日2008/5/4)

福王子大明神は無人の小さな神社。



福王子大明神正面

手前左側は新しい寺がある

私たちは神社後ろの階段を上り境内に入った。

その境内には穴が7、8個ある。
それが全部天井がなくなった横穴式石室。
狭いところに、荒れ果てた横穴式石室が並ぶ。
すごい!

古墳その1

石室内部

石室の上から

突き出た石材

古墳その2の露出した石材

古墳その3

木立の中に石材が見える

古墳その4 古墳その5 古墳その5

石室がぽっかり

社殿(右)の横に露出した石室
 (左側は隣の寺の塀)

後ろの階段横の崖に露出した石室

説明板がない。
福王子古墳群は17基確認されているそうだ。
滋賀県文化財学習シートには「大津北郊古墳群」として、掲載されている。

福王子大明神の後ろの階段の向かいにに大伴黒主神社がある。
ここにも古墳があるという。

大伴黒主神社登り口

祭神は 大伴黒主(六歌仙の一人)

登り口横に横穴式石室を再利用したような物置があったが、
詳しいことは不明。

境内の掃除をしている二人の男性に大伴神社内の古墳について尋ねたところ、
知らないと言われた。
が、百穴古墳の場所を詳しく教えてくれた。ということで百穴古墳に向かう。

AM10:45  大伴神社 出発

百穴古墳
国指定史跡

滋賀県大津市
 (撮影日2008/5/4))

福王子古墳群を上回るすごさ。かなり急な斜面に横穴式石室がいっぱい並ぶ。

説明板後ろの斜面全体に横穴式石室がある。

横穴ではなく、
すべて墳丘を持つ円墳の横穴式石室が露出したものだという。
墳丘は崩れてしまっている。




これだけ石室がくっついているということは、墳丘も重なり合っていたのか?
64基の径10m前後の横穴式石室を持つ小円墳が確認されているが、
崩れたり、埋没したりしたものを含めると、100基くらいになるという。


古墳配置図 (説明板から)
●のところに説明板が設置されている。

 昭和16年(1941)国指定史跡となる。
説明板があるが、詳しいことは書かれていない。
古墳のナンバーも分からない。

百穴古墳いろいろ

 その1
 その1・石室上から
 その2

 その3

 その4

 その5

 その6

 その6の室内の石棺

 その7

 その8

 その9

 その10

 その11

 その12
 その13

天井石が大きいのが印象的。
このままだと、近い将来、全て崩れてしまうような気がする。

滋賀県文化財学習シートでは大津北郊古墳群として説明がある。

大津北郊古墳群(滋賀県文化財学習シートから)
比叡山の東側山麓部、大津市錦織から坂本にかけての地域は、県下でも屈指の古墳時代後期の古墳群の密集地域で、
福王子古墳群、大通寺古墳群、百穴古墳群、穴太野添古墳群、袋古墳群等30箇所余りの古墳群があり、
この中に約1000基以上の古墳があるといわれている。
  大津北郊古墳群の特徴
  1.横穴式石室の造り方は、石室の四壁を徐々に内側に傾けて石室をドーム状にし、
    最後に天井に大きな石を1ないし2個置いて構築するというもの

    (他の地域の一般的な横穴式石室は、石室の壁面を垂直に近い形で積み上げる)
  2.玄室の平面形が正方形や横長の長方形のものが多い。
    (他地域のものは長方形が多い)
  3.副葬された遺物にミニチュア炊飯具セットが含まれる場合が多い
  これらの特徴は、この古墳群が、大陸から日本に移り住んだ渡来人との関係が深いことを示している。



古墳のしくみ
(説明板から)

ドーム上の天井



福王子古墳もすごいと思ったが、百穴古墳はもっとすごい。
こんなにくっつけて、立派な石室付きの古墳を造らなければならないものか?
多くの大きな天井石をどこで調達したのか?
急斜面で立派な石室を造るパワーの素晴らしさ!
すごいとしか言いようがない。

しばらくは、石室を見たくないと思うほどたくさんの、
それも崩れかかった石室を見てしまった!

百穴古墳から少し北に桐畑古墳がある。
石室の中に不動さんが祀られている。

 桐畑古墳

滋賀県大津市滋賀里1丁目
 (撮影日2008/5/4))

百穴古墳と同じ丘陵の北側尾根東斜面に位置している。


桐畑1号墳全景
羨道の立派な天井石が残る。



桐畑1号墳玄室内部
天井石がないので明るい。
不動尊が祀られている。



桐畑1号墳・玄室から外を見る
羨道部天井石が大きい!

桐畑 1号墳は   直径20mの円墳
 石室は東に開口する両袖式
  玄室の長さ5m・幅3.1m・高さ3.6m以上  羨道の長さ6m・幅1.4m・高さ1.6m
  石室の天井がドーム状
  玄室の天井石はなくなっている
 現在は玄室内に不動尊が祀られている。

1号墳背後の山の中にも石材が見えるが、確認には至らない。

説明板によると
桐畑古墳群は 熊が谷古墳群の支群で、6基の円墳が確認されている。
このうち3基から横穴式石室が見つかる。
古墳時代後期の築造と推定されている。
石室の天井がドーム状になっていることから渡来人の墓ではないかと言われている。



桐畑古墳から琵琶湖を望む



百穴古墳と同じ仲間の古墳のようだが、百穴古墳よりも造りが丁寧で規模も大きいような気がする。
どうなのだろうか?

AM11:20  桐畑古墳出発
滋賀里駅の東にある「アルゼ平和堂キャデン」内のそばや「つるき」で昼食(1430円)。
PM12:30  アルゼ発

北に向かう。
穴太野添古墳群というのも整備されているというが、百穴古墳とよく似ているらしいので、今回はパス。
このあたりかなーと思いながら通り過ぎる。

大津市小野の石神古墳群の3号墳を見逃していたので寄ることにする。
石神古墳群の近くに行くと、60代くらいの男性がやはり石神古墳群を探している。
古墳そばで草刈機を使う男性に場所を尋ねたら、
「その奥にあるけど、ただ穴が開いているだけだよ」とあきれた顔をされてしまった。
その穴が見たいのですよ!

 石神古墳
(補足)

滋賀県大津市
 (撮影日2008/5/4)

金網の破れたようなところから入ると、お茶室があり、
お茶室のお庭に取り込まれるように石神3号墳がある。

石神古墳群のページも合わせてをご覧下さい。


石神3号墳全景

径10mの円墳





石神3号墳石室入口





石神3号墳石室内部
玄室の大きさは
長4.62m
幅2.57m
高2.95m
お茶室もお庭も荒れ果てているが、
元はここでどんな人たちがお茶をたてていたのだろうか?

3号墳で出あった男性を案内し、4号墳に行く。


石神4号墳全景
径8mの円墳



石神4号墳石室内部
玄室の大きさは
長3.90m
幅2.66m
高3.27m

小野地区の地図y

PM1:40 石神古墳群発
石室の写真を撮りたくて白鬚神社古墳に向かう。

道がかなり渋滞している。
PM2:22 高島市の入口にある白鬚神社 到着

高島市の地図g

白鬚神社古墳
(補足)

滋賀県高島市鵜川
 (撮影日2008/5/4))

白鬚神社古墳のページも合わせてをご覧下さい。

大急ぎで岩戸社まで登り、写真を写す。



岩戸社の石室内部


前回真っ暗にしか写らなかった
石室内部の撮影に成功!
岩戸社の石室のまわりにも石室を思わせる石材がある。


露出した石材その1



露出した石材その2

穴があいている?
苔むしたものは石材?

高島市の地図y


PM2:30 白鬚神社 発
今回の本来の目的である、音羽古墳群を目指す。
が、百穴古墳などのすごいのを見て、かなり疲れている。
パワーが落ちている。でも、がんばるぞ

鴨稲荷山など につづく

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