更新日 2014/8/31

四国の遺跡めぐり
第14回 香川県その6
 石清尾山古墳群ほか (高松市A) 
2014/4/20〜26

4月24日、5日目の夕方となる。
石清尾山古墳群を見学に行く。
石清尾山古墳群は、歩いて回ると、時間がかかるが、
   夕方なら路駐しながらの見学が可能ではないかと、あえて5時過ぎの見学とした。
同じく、石清尾山古墳群を見学に来たという二人組の男性と、相前後しながらの見学となった。

高松市の地図

夕方なので、写真がイマイチなのが、残念!

石清尾山古墳群
国史跡
高松市石清尾山
2014/4/24

高松市街地の南西にある石清尾山にある古墳群。





石清尾山古墳群案内図  (現地案内板より)

  主な古墳
石清尾山には現在100基以上の古墳がある
前期の積石塚古墳群と、後期の横穴式石室墳群からなる。
主要な古墳は国史跡。

4、5世紀の築造と推定されている。

猫塚古墳 双方中円墳 全長96m 積石塚
鏡塚古墳 双方中円墳 全長70m 積石塚
稲荷山姫塚古墳 前方後円墳 全長58m 積石塚
石船塚古墳 前方後円墳 全長57m 積石塚
姫塚古墳 前方後円墳 全長43m 積石塚
北大塚古墳 前方後円墳 全長40m 積石塚
鶴尾神社4号墳 前方後円墳 全長40m 積石塚
石清尾山9号墳 前方後円墳 全長27m 積石塚
北大塚西古墳 前方後円墳 全長19m 積石塚
小塚古墳 前方後円墳 全長17m 積石塚
北大塚東古墳 方墳 一辺10m 積石塚
石清尾山2号墳 円墳・横穴式石室 径10m
石清尾山13号墳 円墳・横穴式石室 径9m

黒字は見学しなかった古墳

積石塚は、双方中円墳2基、前方後円墳8基方墳1基、円墳10数基で規模も全長100mに近いものから、直径数mのものまである。

まず一番有名な猫塚古墳へ。

 猫塚古墳 (石清尾山古墳群)   国史跡
 全長96m・高さ5mの双方中円墳の積石塚。古墳群中最大の古墳。 
 全国的にも珍しい形式で、同形式の鏡塚古墳とともに、古墳群の中でも古いもののひとつである。


猫塚古墳 模式図

聞き取り調査に基づく埋葬施設の配置想定復元図

    
(説明板から)



 中央に大きな竪穴式石室1基とそれを取り囲む8基の小さな石室があったと伝えられている。

 中央の大きな石室から、
  鏡、小銅剣、石釧、筒形銅器、銅鏃、鉄斧、鉄刀、鉄ノミ、鉄ヤリガンナ、鉄鏃、土師器
     などが出土。(東京国立博物館所蔵)
 4世紀前半の築造と推定されている、群中最大で、最古級の古墳と考えられている。

 中円部は突出部に比べて非常に高くなっているが、
     明治43年(1910)に大盗掘にあい、中円部が大きく変形してしまった。

 石室は、ほとんど現存しないが、唯一残っていた1基を埋め戻して保存している。
   この石室は長さ数m・幅1mの小規模なもので、東西方向に向く。

北東造出部から円丘部を見る

円丘部の大きな陥没坑 南西より

円丘部より南西の造出部を見おろす

円丘部より北東側造出部を見下ろす

南西側造出部より円丘部を見る

南西側造出部より円丘部を見上げる

埋め戻された竪穴式石室 穴があいている?

石室内部撮影・・・

姫塚古墳は、峰山公園第4駐車場のすぐ前にある。

姫塚古墳 (石清尾山古墳群)  国史跡

 全長43m・高さ3.6mの前方後円墳の積石塚  内部施設は不明。
 4世紀前半の築造と推定されている。 
 首長の娘の墓だという伝承から姫塚古墳と呼ばれている。

道路から見た姫塚古墳

前方部から後円部を見る

後円部墳頂部

後円部脇から前方部を見る

小塚古墳は、姫塚古墳の北200mにある。

小塚古墳 (石清尾山古墳群)  国史跡

 全長17mの前方後円墳の積石塚。 内部施設は不明。
 古墳群中、最も小さな前方後円墳。

後円部裾から見る

墳頂部

後円部から前方部を見る

前方部から後円部を見る

石船塚古墳は、小塚古墳の北200mにある。

石船塚古墳 (石清尾山古墳群)  国史跡

 全長57mの前方後円墳の積石塚。後円部径30mの柄鏡形。
 後円部中央に鷲ノ山産石材の刳抜式割竹形石棺が主軸と直交する方向に置かれている。

  身と蓋が並んでいて、身の方には、造り付けの石枕がある。
   この石棺が船形であることから、石船塚と呼ばれている。
  石棺のすぐそばに小竪穴式石室がある。1964年に盗掘により発見された。
 ほかに、前方部にも竪穴式石室があるが、現在は埋まってしまっている。
 円筒埴輪が出土、5世紀初めの築造と推定されている

墳頂部の石棺

石棺に水がたまっていて、石枕が見えない

後円部の竪穴式石室

後円部の竪穴式石室 方向を変えて

左手前は、後円部にあるほかの埋葬部か?
左奥は、前方部。

後円部から前方部を見る

前方部から後円部を見る

前方部脇から後円部を見る

鏡塚古墳は、石船塚古墳の北の尾根最高所にある。

 鏡塚古墳 (石清尾山古墳群)  国史跡

 全長70m・高さ3.6mの双方中円墳の積石塚  二段築成
 墳丘にはいくつか盗掘坑が見られるが、詳細は不明。
 4世紀前半の築造と推定されている。
 鏡が出土したという伝承があることから、鏡塚と呼ばれている。

南側造出部脇から円丘部を見る

円丘部 埋葬施設か?

円丘部から北側造出部を見る

北側造出部頂部

北側造出部から円丘部を見る


北側造出部先端から円丘部を見る

散策路の一番奥に、2基の前方後円墳と1基の方墳が並ぶ。
西から「北大塚西古墳(前方後円墳)」 「北大塚古墳(前方後円墳)」 「北大塚東古墳(方墳)」と呼ばれている。

 北大塚東古墳 (石清尾山古墳群)  国史跡

 群中唯一の一辺10m方墳の積石塚 
  二段築成。主体部は不明

東から見た北大塚東古墳
奥は北大塚古墳

西から見た北大塚東古墳
方墳の角に道が通っている。

北大塚古墳は、東古墳の隣りにある

 北大塚古墳 (石清尾山古墳群)  国史跡

 全長40mの前方後円墳の積石塚
 前方部がバチ形に開く。主体部は不明。
 4世紀前半の築造と推定されている。

前方部から後円部を見る

後円部から前方部を見る
奥に北大塚東古墳が見える

北大塚西古墳は、北大塚古墳のすぐ隣にある。

 北大塚西古墳 (石清尾山古墳群) 国史跡

 全長19mの前方後円墳の積石塚。
 後円部に竪穴式石室が2基あった。(現在確認できない)

 北大塚古墳後円部から見た北大塚西古墳

北大塚西古墳 後円部から前方部を見る

たくさんの石をよくこれだけ集めたなあ・・・・

午後7時近くになってしまった、、時間切れ・・・・。

今夜宿泊の、東横イン高松中新町に午後7時20分にチェックイン。
近くには、食事できるような所はなく、疲れていて歩く元気がなく、一番近いコンビニの弁当で、夕食は終わった。

翌日(4月25日)は朝飯前に、栗林公園散策だ。

栗林公園
国特別名勝
高松市栗林町
2014/4/25

東横インから徒歩で7、8分。

緑深い紫雲山を背景に6つの池と13の築山を巧みに配した江戸初期の回遊式大名庭園。
日の出から、日没まで開園している。
さすがに人は少ない。




飛来峰からの景色

鶴亀松(ツルカメマツ)
110個石を組み合わせて表わした亀と、黒松の鶴

鳳尾塢(ホウビウ)
薩摩藩主島津家から贈られたソテツ

掬月亭(キクゲツテイ)
四方正面の数寄屋造り

桶樋滝(オケドイノタキ)
石壁を伝う手作りの滝

約1時間の見学。

7時半ごろ、ホテルに戻り、朝食を済ませ、8時半にホテル出発。
さぬき市の古墳探索に向かう。

極楽寺古墳群につづく

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